Hunnen" by Johann Nepomuk Geiger - La bildo estas kopiita de wikipedia:de. La originala priskribo estas: "Die Hunnen im Kampf mit den Alanen", Holzstich (um 1873) nach einer Zeichnung von Johann Nepomuk Geiger (1805-1880).. Licensed under Public domain via ウィキメディア・コモンズ.
フン族(フンぞく、Hun)は、ヴォルガ川東方から現れた遊牧民の集団で、370年頃にヨーロッパへ移住して大帝国を築いた。彼らは恐らく300年程前に中国の北隣に居住していた匈奴の子孫であり、テュルク系民族のユーラシア大陸にまたがる最初の拡張であろう。フン族の起源と言語(en)は数世紀にわたり議論の的になっている。現在の学説では彼らの指導者たちの名はテュルク諸語で表されているとされている。彼らの主な軍事技術は騎乗弓射である。
フン族 - Wikipedia
評価:★★★★★
「ノマド」という言葉が広まって久しいが、その名にふさわしい民族といえば俺はこのフン族を挙げる。なにせ遊牧民族として名高いモンゴルですら家が必要なのに対し、フン族に家はいらぬ。開始直後から人口上限maxで安心プレイ。それがThe Conquerorsで登場した文明、フン族である。
歴史においてフン族はかなり重要な位置にある。1代限りの大帝国を築き上げたのもあるが、なによりこいつらによる侵略によって民族移動時代が始まり、そのピタゴラスイッチ的連鎖によって西ローマが滅びたのだ。狩猟民族や遊牧民族によって農耕系文明国が滅ぼされるというのはよくあることとはいえ、結果的に古代を終わらせたというのは強い。
やはりこの手の台風の如き災厄をもたらした民族の紹介記事は面白い。民族が周囲に与えた影響はもちろんのこと、固有の文化・風習なんかも独特で学んだ気になれる。何より背景を知ることでより文明を使うときに愛着がわく。歴史モノはフレーバーテキストがそのまま史実になるから素晴らしい。なおこれを読む時は必ずアッティラも読んでおくこと。
- 作者: E.A.トンプソン,E.A. Thompson,木村伸義
- 出版社/メーカー: 法政大学出版局
- 発売日: 1999/08
- メディア: 単行本
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