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「アビリーンのパラドックス」★★☆☆☆

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アビリーンのパラドックス(Abilene paradox)とは、ある集団がある行動をするのに際し、その構成員の実際の嗜好とは異なる決定をする状況をあらわすパラドックスである。
アビリーンのパラドックス - Wikipedia: フリー百科事典 (2015/07/21 23:21 JSTの最新版)

評価:★★☆☆☆


要するにある集団で全員が「アビリーンに行きたい(行きたくない)」となり、アビリーンに行くことが決定してしまうようなことだ。そんな馬鹿なことがあるかと思ったが、当初はいい案だと思ったものが、状況の変化でそうではなくなってしまった時などはありえそうだ。そして誰一人文句を言わないまま、プロジェクトは破滅へと向かっていく。やはり率直に話し合える環境は大切だ。

しかしこの呼び名の元になったアビリーンへ行く例はどうかと思う。この例は、夏のクソ暑い日に一人がアビリーンに行こうと提案するところから始まる。誰も反対しなかったのでアビリーンに行ったわけだが、道中は暑く、埃っぽく、とても快適なものではなかった。そして帰ってきてから、誰一人としてアビリーンへ行きたかった者はいなかったことが判明する。提案者含めて。なぜこいつは行きたくもないアビリーン行きを提案したのか。

このアビリーンのパラドックスを回避する方法として、「われわれはアビリーンに向かっているのか?」と問いなおすのが有効であるらしい。確かにこれは大事なことだと思う。ただもう一つ付け加えるとしたら、これは疑問に思ったらすぐに言うべきである、ということだろう。世の中にはアビリーンに着いてから言い出す奴がいる。とはいえ、着いてから言うということは他のメンバーも言わなかったということで、グループ全員の責任ということになる。

アビリーン
アビリーン
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