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「雷獣目」★★☆☆☆

アストラポテリウム"Astrapothere" by Alannis - 投稿者自身による作品. Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.

雷獣目(らいじゅうもく、Astrapotheria)ないし輝獣目は哺乳類の絶滅した目の一つ。新生代暁新世後期から中新世中期にかけて、南アメリカに分布していた。アストラポテリウム科Astrapotheriidae、 トリゴノスティロプス科Trigonostylopidae、エオアストラポスティロプス科Eoastrapostylopidaeの3科を属せしむ。
雷獣目 - Wikipedia

評価:★★☆☆☆


名前からして幻獣にも分類があるのかと思ったが、絶滅しているとはいえちゃんと実在した生物の分類だった。雷獣という名前なのにデンキウナギのような発電能力は無く、記事にもわざわざ「雷は出さない。」と書かれている。この名前の由来は発見者がこれを見て、雷のごとく咆哮する姿をイメージしたせいだ。確かにこのゾウとカバを足して割ったようなデザインなら、吠えた時の音量はそれなりにありそうではある。しかしながら雷獣という名称をつける気になるかと言われたら、それはないと言える。この名前はもっと速そうなやつに付けたい。

この雷獣目の上目は午蹄中目であり、これは新生代の南アメリカ大陸に生息していた有蹄動物を指している。この中には雷獣目の他に4目存在し、その内の一つに火獣目がいる。こうなってくると他の3目についても氷獣目とか木獣目あたりが欲しくなってくるところだが、残りは滑距目・南蹄目・異蹄目といまいちパッとしない。そして火獣目についても火を吹いていたわけではなく、化石が火山の凝灰岩の地層から発見されただけのことである。誰か氷の中から午蹄中目の新種を発見しないだろうか。

ちなみに実在した雷獣というと、同じような時代の北アメリカに生息していたブロントテリウム、直訳で「雷の獣」が存在する。鼻の上に大きく太いY字状の角を持つこいつは、かつてカップヌードルのCMに登場した経歴がある。こいつの場合は発見地に住むスー族の伝承にある「空に棲み、嵐の空を駆け巡る巨大な馬」から来ている。見た目的には特に速そうに思えないが、名づけ方としてはこっちのほうがよっぽど雷獣らしい。なのでAstrapotheriaのほうはすぐにでも改名するべきであると主張する。