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「ベーコン・マニア」★★★★☆

Bacon donut.jpg"Bacon donut" by Mike McCune - originally posted to Flickr as heart attack -- defined. Licensed under CC 表示 2.0 via ウィキメディア・コモンズ.

ベーコンマニア(Bacon Mania)とはアメリカおよびカナダにおける熱狂的なベーコン好きを指す言葉である。特に盛り上がりをみせているのはアメリカで、その熱狂ぶりは「ベーコン国家」の建設にもなぞらえられている。ベーコン料理のノベルティやベーコンに関係するアイテムもインターネットを通じて急速に人気を集めた。ベーコン好きの人々は自分たちをベーコン狂やベーコン・フリークと呼んでいる。
ベーコン・マニア - Wikipedia

評価:★★★★☆


GIGAZINEあたりが好んで取り上げそうな人々。自称「ベーコン狂」「ベーコン・フリーク」と言っているらしいが、「ベーコン中毒者」の方がより適切ではないだろうか。読む限りこれは三つの要因があると見た。一つは人間の持つ塩・砂糖・脂肪への制限無き渇望。二つ目は企業努力によるベーコン及び加工食品の普及。そして三つ目はSNSによる飽くなき承認欲求だ。この現代病ともいえる三つの要因が合わさった結果、このような人々が現れたのだと思う。ただこの流れは無理に止める必要は無さそうだ。どうせ長生きできない。

このベーコンマニア達は単純にベーコンを食べるのではなく、よりカロリーとコレステロール値を高めるために日々努力している。そのイノベーションの結果、ベーコン・メープル・バーといったデザート化したものや、ベーコン・エクスプロージョンのような肉&肉という料理を作り出している。特にデザートの方は完璧すぎる。なにしろ塩・砂糖・脂肪の三位一体なのだから*1。これはベーコンに狂い始めるのも無理は無い。どんなに理性で抗おうとも、上の口は正直なのだ。

ベーコンが中毒性のある食品である上に、その味を好むよう企業に食育されてきた人々がいて、バカなことをやるともてはやされる土壌がネットにはある。その結果、たかが一食品を好きな人達について説明する記事に、脚注が50以上もつくことになる。つい30年も前に豚バラ肉がの需要が低迷して、食糧支援にでも使えなんて言われていたのが嘘なようだ。これがマーケティングの力なのだろうか。ちなみにこの力は日本にも及んでいるらしい。俺の冷蔵庫にはお菓子と乳製品と、そしてベーコンしか入っていない。