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「銃剣術」★★☆☆☆

Combat knife attached to gun.jpg"Combat knife attached to gun" by User HighInBC on en.wikipedia - http://www.marines.mil/marinelink/image1.nsf/Lookup/200511179243/$file/KNIFE_0166_LOWREZ.jpg. Licensed under パブリック・ドメイン via ウィキメディア・コモンズ.

銃剣術(じゅうけんじゅつ)とは、白兵戦・近接戦闘において、先端に銃剣を装着(着剣)した小銃を武器にして敵を殺傷する武術である。
銃剣術 - Wikipedia

評価:★★☆☆☆


単体でも対人の武器として強力な小銃に着剣することで、遠距離も近距離も対応できて強い、と思っていた。こち亀133巻収録の「なぎなた対決!の巻」で銃剣術が優れていると信じたのは俺だけでは無いはずだ。しかしWikipediaを読む限り、実はそれほどいいものではないらしい。十徳ナイフの機能が結局どれも無いよりはマシとなってしまうように、射撃と刺突・斬撃のどちらも悪くなるところがある。どちらか片方というわけではないのが嫌らしい。

銃と剣を合わせたことによるデメリットを目的別に見てみる。先に射撃のほうだが、これは何にせよ命中精度が落ちるということだ。まず銃の先端に余計なモノがついているため、射撃が安定しない。そして格闘戦を行うと銃身が曲がることもある。次に刺突・斬撃側としては、銃撃時に発射口から出る燃えカスなどが刃に付着し、切れ味が落ちてしまう。さらに現代の市街地戦での近接戦闘は屋内などで、長い銃剣を振り回せないという問題もある。そこで米陸軍では銃剣を外し、短刀として扱う訓練をしているらしい。

そんなわけで純粋に武器としての着剣小銃は、今としてはあまり優れたものではないようだ。しかし、心理的な面を考慮するとそうでもないらしい。使用する側としては、弾薬切れや装弾の最中でもすぐに使える武器として安心感がある。逆に使われる側としては、刃が目に見える形で装着されているため、威圧される。銃剣にしろ、十徳ナイフにしろ、一体化させるというのは、利便性以上に安心感が得られることを重視されているのかもしれない。

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