"Camponotus saundersi casent0179025 profile 1" by Noel Tawatao - AntWeb.org. Licensed under CC BY-SA 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.
ジバクアリ (Camponotus saundersi, 別名:バクダンオオアリ、kamikaze ants) は、マレーシアとブルネイで発見されたアリの1種である。
働きアリは敵に襲われると、腹筋を収縮することにより体の一部を自爆させる。この自爆によって、刺激臭のある粘性の毒液を相手に浴びせ、味方への注意と共に敵の動きを封じた上で道連れにする。この性質はAutothysis(ギリシャ語の自己+犠牲から作られた造語)と呼ばれ、この属の一部とほかの昆虫でも同様に見られる。通常のアリより何倍も大きく全身に及ぶ下顎腺を持ち、そこで防衛用の粘着分泌物を生成する。
ジバクアリ - Wikipedia
評価:★★★☆☆
この人がなるやつ。
別名の“kamikaze ants”に草。自爆テロなんて国を問わずに行われているというのに、まだ自爆といえばカミカゼなのか。このアリの場合は自ら突っ込んでくるというより襲われたら爆発するようだが。こいつらを並べて端のやつを襲ったら連鎖的に爆発しないのだろうか。
昆虫の記事のくせに書いてある内容の大半が「分泌物の成分」で占められる。ぶっちゃけて言えばこの毒液が無ければただのアリなのだから当然か。しかしこの毒液、ただの毒ではなく粘着力があるのが笑える。毒だけでなく動きを封じる効果まで持っている。ポケモンなら毒状態+素早さ1段階ダウンと言ったところだろう。
しかしこんな仕組みをよくも獲得したものだ。俺はインテリジェント・デザインなんて信じないが、このアリなんかは信じている連中が嬉々として見せてきそうだ。毒を持っているだけでも凄いのに爆発までするなんて。ただこのアリに限らず、他の昆虫でも似たようなことをするやつはいるそうなので、実はこの形質を獲得するのはそれほど難しいことではないのかもしれない。