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「ケントゥリオ」★★★☆☆

Centurio 70 aC - cropped.jpg"Centurio 70 aC - cropped" by unknown. Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.

ケントゥリオ(羅: centuriō、ケントゥリオー)とは、古代ローマ軍の基幹戦闘単位であるケントゥリア(百人隊)の指揮官。日本語では一般に「百人隊長」と訳される。
兵の指揮統制をはじめ非戦闘時における隊の管理など、軍の中核を担う極めて重要な役割を果たし「ローマ軍団の背骨」と称えられた。このため、ケントゥリオは市民社会からも大きな敬意をもって遇される名誉ある地位であった。
ケントゥリオ - Wikipedia

評価:★★★☆☆


アメリカン・エキスプレスの表面に描かれているアイツ。ブラックカードの名称である「センチュリオン」はこのケントゥリオの英語読み。なんで皇帝や将軍ではなく隊長をデザインに取り入れたかは知らないが、おそらく適度に“特別”ということがわかるからだろう。その飾り立てられた兜や勲章にまみれた鎧を見れば他と違う存在であるということが一目瞭然だ。

この記事のいいところはそのケントゥリオ及び一般兵士の格好が再演とはいえ写真で載せている点にある。やはりこの手のは文章だけだとわかりにくくて仕方ない。どうしても「重装歩兵」と聞くと全裸にヘルメットのスパルタ兵を思い浮かべるが、その時代から数百年先のローマでは全然別物になっているからだ。かつてのギリシャ式重装歩兵は紀元前2世紀のマケドニア戦争で姿を消してしまった。

しかしこのケントゥリオ、普段ケントゥリアでかなりの権限を許されているだけあって戦場では最前線で指揮を取りながら自らも剣を振るうというハードな状況に身を置く。そのためよく死んでいる。特にローマが劣勢に立たされると最後までふんばろうとするので本当によく死ぬ。アメリカン・エキスプレスのカードをステータスと思っている人はそれぐらいの覚悟を持っているのだろうか。

なんか違う。