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「エラトステネス」★★★☆☆

Eratosthenes.jpg"Eratosthenes". Licensed under パブリック・ドメイン via ウィキメディア・コモンズ.

エラトステネス(Ερατοσθένης, Eratosthenes, 紀元前275年 - 紀元前194年)は、ヘレニズム時代のエジプトで活躍したギリシャ人の学者であり、アレクサンドリア図書館を含む研究機関であるムセイオンの館長を務めた。業績は文献学、地理学を始めヘレニズム時代の学問の多岐に渡るが、特に数学と天文学の分野で後世に残る大きな業績を残した。
エラトステネス - Wikipedia: フリー百科事典 (2015/08/28 23:06 JSTの最新版)

評価:★★★☆☆


βの人。あれから何度「2位じゃダメなのか」という言葉を聞いたか分からないが、「世界で2番目に物事をよく知っている人」との意味で「β」と呼ばれるなら2位でもいいかなと言いたくなる。他にもその才能の多彩さから「ペンタトロス(五種競技選手)」とも呼ばれたらしい。すごいのはエラトステネスの同年代にはあのアルキメデスがいたという事実。というかアルキメデスとエラトステネスは友人関係である。それほどの人であるのに、この日本においてアルキメデスに比べると知名度が圧倒的に低いのはなぜなのか。おそらく業績よりもエピソードのほうが強いのだろう。

彼の業績は数多くあるが、代表的なものとして「地球の大きさの測定」と素数判定の方法である「エラトステネスの篩」がある。特に地球の大きさの測定はよく思いついたものだと感心する。エジプト南部の町シエネ近くに深い井戸があり、その井戸は夏至の日になると井戸の底にまで太陽の光が届くという。一方でアレクサンドリアではこのようなことは起こらない。この話からエラトステネスは地球が球形であることを確信し、さらには地球の大きさを測れることに気がついたという。どうしたらそんな発想ができるのか。ただ、この時に何か気の利いた一言さえ言っておけば完璧だったのに。

エラトステネスはこの後に、算出した地球の大きさを利用して月と太陽の大きさと地球からの距離までも算出する。一を聞いて十を知るという言葉があるが、変わった井戸の話から太陽までの距離を求めたエラトステネスのためにあるような言葉だ。やはり出来る人は普通の人と同じ話を聞いても、新しいことを生み出せるということなのか。逆に言えば俺は日々新しいことを見つけ出すきっかけを見逃し続けているのかもしれない。せめて名言ぐらいはとっさに言えるようになっておこう。

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