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「FICON計画」★★★☆☆

B-36 F-84F FICON launch.jpg"B-36 F-84F FICON launch" by U.S. Air Force photo - National Museum of the U.S. Air Force photo 060829-F-1234S-005. Licensed under パブリック・ドメイン via ウィキメディア・コモンズ.

FICON計画(FICON:Fighter Conveyor、戦闘機運搬者)は、1950年代にアメリカ空軍が実施したコンベアB-36 ピースメーカー爆撃機の爆弾倉にリパブリック RF-84K サンダーフラッシュ パラサイト・ファイターを搭載することの実現可能性を試験したものである。初期の翼端結合実験には戦闘機を爆撃機の翼端に結合して運ぶ試みである「ティップ・トウ」(Tip Tow)があり、「トム・トム」(Tom-Tom)は後にFICON計画に続いて実施された。
FICON計画 - Wikipedia

評価:★★★☆☆


マンガ『シドニアの騎士』で移動時に複数のロボが腕を交差して手を握り合い、一体化することで加速力・航続距離が上がるという「掌位」という技術があったが、まさか機体同士の合体を飛行機でやる計画が現実であったとは思わなかった。正確に言うと「掌位」は同格の機体同士で行うのに対し、この「FICON計画」の方はコバンザメのように戦闘機が爆撃機にくっつくというものなので関係性は違う。どっちかというとシュトルヒ*1とバードミサイルの関係のほうが近いだろうか。戦闘機は体当りしないけど。

しかしよくもまあこんなことを実際にやろうと思ったものだと感心する。強いけど遠くまで行けない小さい飛行機を大きい飛行機に積んでいこうとか、これを陸上でやるならともかく空中でやろうというのだからすごい。なにせ単純にくっつけて飛ぶだけでもすごいのに、戦闘が終了したら再び空中合体して戻ろうというのだから。さらに爆弾倉に飛行機を積むというのもすごいが、同じ目的で行われた「Tip Two」や「Tom-Tom」に至っては主翼同士の連結である。飛行している姿は完全にパータッチのそれだ。この自由度がアメリカという国の強さなのだろうか。

この記事よく見たらできたばっかりで、他の人に編集されたことのない処女記事だった。最初の段階でこれだけの内容と画像、そして参考文献の数はかなり優秀な部類ではないだろうか。もっとも、俺の評価では最初の完成度というのは考慮しないので、採点は★3つ。これからに期待といったところだろう。とはいえ、このようなマニアックかつ面白いネタは貴重なので、作成者であるPrancing Dragonにはこれからも航空機関係の記事を書いてもらいたい。

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*1:ゼネバス帝国の貴重な航空戦力である、アーケオプテリクス型ゾイド。新バトストではキメラの司令塔になっていた。