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「内回り・外回り」★★★☆☆

CapBeltwaydirections.jpg"CapBeltwaydirections". Licensed under CC 表示 2.0 via ウィキメディア・コモンズ.

内回り・外回り(うちまわり・そとまわり)は、環状線上の方向を案内するための名称である。
内回り・外回り - Wikipedia

評価:★★★☆☆


あまり意識したことはなかったのだが、いざ「外回りはどっちの方向?」と聞かれると答えられないことに気がついた。これはちょっと考えてみたらわかることで、左側通行の国であるならば時計回りに進む方向が外回りである。では道路はこれでいいが、電車(路線)はどうなのか。調べてみると日本では電車も左側通行なので道路と同じように考えれば良い。しかし、国や路線によっては道路の通行区分と異なることもあるため、他の国においても同じように考えるのは早計だ。なんともややこしい。

この面倒な呼び方をしている理由は、環状線の場合、走っているうちに方向が変わってしまうという特性を持つためである。そのためにどの地点においても同じ呼び方ができる「内回り・外回り」という呼称が使われるというわけだ。しかしこの方法はわかりにくいという意見も当然ある。自分の行きたい方向の道路を選択したいのに、内とか外と書かれていても判断しづらい。また、複数の環状線がある場合、「外側を通っている内回り」というのが出てきてしまう。そのため内外と一緒に方角を併記することで対応するところもある。なかなか面倒な話だ。

俺自身は運転をしないし、道を調べるときはもっぱらGoogle マップの指示に従うだけなので気になったことはない。それに山手線に乗るときも、結局俺が気にするのは自分の行き先が書かれているかどうかで、自分が内と外のどちらに乗っているかなんて知らない。だがあえて言わせてもらうなら、他の路線や通る位置にかかわらず誤解を招くことのない「右回り・左回り」のほうが優れているのではないだろうか。記事で紹介されている例としては名古屋市営地下鉄名城線がある。たかが名前の付け方でも優れた付け方と愚かな付け方があると思わされる記事である。

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