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「ユリウス暦」★★★★☆

ユリウス暦(ユリウスれき)は、地球が太陽の周りを回る周期を基にして作られた暦法で、太陽暦の一種である。ユリウス・カエサルによって制定され、紀元前45年1月1日から実施された。
その後、長い年月を経て暦法としての不備が指摘され、グレゴリオ暦に改暦された。改暦ではユリウス暦1582年10月4日(木曜日)の翌日を、グレゴリオ暦10月15日(金曜日)と定めている。紀年法としての西暦はグレゴリオ暦にも継承した。
ユリウス暦 - Wikipedia

評価:★★★★☆


あのユリウス・カエサルが定めた暦。月だけではなく、暦そのものにさえ名前を残している。今では使われていないといってもかなり正確なもので、1年を365.25日としているというのは現代の日本人でも正しいと思ってしまう人が多いのではないだろうか。ちなみにグレゴリウス暦との差を簡単に言うと、「400年間に閏年が100回あるのがユリウス暦、97回なのがグレゴリウス暦」だ。

いろいろ書いてあり読んでいて面白いのだが、「各月の長さ」についてはもう少しわかりやすく書いてもらいたい。まずサクロボスコの説が書いてあるのだが、読めば分かるようにこれは誤りである。間違った説を頭から長々と展開されるのは非常にわかりにくい。ふーんと読んでいたら最後にこれは間違いでしたとなる。最初には正しいと考えられる説明を書けよ。わかりやすい文章の書き方を知りたければカエサルから学べ。

しかし今では無視できないほどのズレが生じているというのに正教会によってはまだユリウス暦を使っているところがあるというのには驚かされる。宗教上の理由とはいえ本来の日付からズレ続ける暦を用いて特定の日付を祝うというのが不思議でしょうがない。まあ肝心のキリストが西暦1年に生まれたわけじゃないことを考えると誤差みたいなものか。