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「トマティーナ」★★★☆☆

La Tomatina (25.08.2010) - Spain, Buñol 09.jpg"La Tomatina (25.08.2010) - Spain, Buñol 09" by flydime - La Tomatina (25.08.2010) / Spain, Buñol. Licensed under CC 表示-継承 2.0 via ウィキメディア・コモンズ.

ラ・トマティーナ(西:La Tomatina)は、スペインバレンシア州の街、ブニョールで8月の最終水曜日に行われる収穫祭。日本語では「トマト祭り」。
祭りの間だけは、世界中から街の人口の倍以上の人が集まり、互いに熟したトマトをぶつけ合う(2007年時点でブニョールの人口は9720人、2008年のトマティーナの参加者は約4万人)。
トマティーナ - Wikipedia

評価:★★★☆☆


食べ物を大切にする人と一度でいいから一緒に参加したい。きっと顔が真っ赤になるだろう。もちろん赤いのは顔だけじゃなく全身だし、周囲全てが赤いだろう。上に貼った写真を見れば分かるように、地面がまるでトマトの沼のようになるほどだ。俺は祭りとかどちらかと言えば嫌いな方であるけれど、この祭りには参加してみたいと思わせる狂気がある。ちなみにトマトはこれのために栽培されたものを使っている。そうでもしないと120トンのトマトを用意できるわけがない。

このような狂った祭りであるから何か立派な由来があるとおもいきや、実はよく分かっていないようだ。Wikipediaにはいくつか書いてあるが、他のサイトも見た感じだと、喧嘩でトマトを投げ合ったというのが有名なようだ。しかし個人的にそれよりも気になるのが生ハムの方。トマティーナの前にパロ・ハボンというイベントがある。石鹸で滑りやすくした棒の上に生ハムを括りつけ、それによじ登って生ハムを取るというものだ。生ハムを取ったらそれがトマティーナの合図である。なぜそんなことをやろうと思った。

上で引用したように、このトマティーナに参加するため世界中から人がやってくる。ブニョールは小さな街なため、人口の倍どころか4倍も参加者がいるほどだ。宗教的な意味も一切なく、ただトマトを投げ合うなどバカバカしいにも程があるが、それでも全力で行っていれば立派な文化となる。この持続する意志は実に見習いたい。