Wikiしゃぶり

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「ロゴタイプ」★★☆☆☆

Wikipedia-logo-ja.png"Wikipedia-logo-ja" by Nohat and Enirac Sum - originally uploaded to Meta, creaded by Nohat. Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.

ロゴタイプ (logotype) とは図案化・装飾化された文字・文字列のことで、団体名、商号、商品名、雑誌名、書名などを印刷・表示する際に使用される。ロゴ (logo) と略すこともある。
ロゴタイプ - Wikipedia

評価:★★☆☆☆


この記事を見る前まで、「ロゴ」と言った場合、文字を含まないものも指していると思っていた。それがどうやら違うらしい。もともとは印刷用語であり、頭文字のみなどではなく単語のために数個の文字を並べて鋳込んだモノのことを指していた。それがいつの間にか図案化・装飾化された文字・文字列となっていた。そしてロゴタイプにマークが付くことが多いことから、次第にそのマークそのものを「ロゴ」と呼ぶ風潮が生まれたというわけだ。

そもそも「ロゴ」という名称はギリシャ語のλογό (=言葉) から来ているわけであり、文字を含まないものを「ロゴ」と呼ぶのはおかしいことになる。したがってAppleのリンゴマークは厳密に言うと「ロゴ」と呼ぶのはおかしく、あれは「社章」と言うべきである。一方でGoogleやamazonなんかは正統派の「ロゴ」と言える。ただ、これは他の用語などにも言えることだが、使われていくうちに意味が変化していくというのはよくあることであるので、あまり気にしないほうがいいだろう。Appleのアレも「社章」と言うより「ロゴ」と言ったほうが伝わるはずだ。

しかし、この記事はロゴの例がWikipediaのものしかないというのが残念で仕方ない。例えば社章それぞれの会社がどういったデザインか説明し、いくつかは画像も載せていて、コーポレートカラーなんかもちゃんと色が視覚的に分かるようなっている。どうせならロゴの記事もこうあるべきだ。特に社章とは指しているものが被っているのだから、そのまま引用すればいいのにと思ってしまう。それとも同じ内容が複数の記事に書かれているのはマズいのだろうか。

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