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「力の比較」★★★☆☆

力の比較(ちからのひかく)では、力を比較できるよう、昇順に表にする。
力はベクトル量であるが、ここではその大きさを扱う。
力の比較 - Wikipedia

評価:★★★☆☆


その名の通り、ただの力の比較である。しかしこれを機械や生物、自然界に働く力の具体例も一緒に書かれると想像しやすくなっていい。しかもこれは線形ではなく、指数関数的に増加していくのだ。人間は2倍、3倍は感覚的に理解できても10倍、100倍となるとわからなくなる。ましてやそれが1,000倍、1,000,000倍となったら同じ指標で考えようとするのは無理というものだ。というわけで各力の大きさについて比較するというより、力の大きさがどれほどのものかという観点で見るといいだろう。

こうやって一覧を見てみると、万有引力の存在がひときわ目立つ。下は4.7×10^-35 Nから上は3.5×1022Nと実に幅広い。やはり質量が大きくなればそれにともなって力も大きくなる上、その「質量の大きい物」が身近な存在であるため例として使いやすいのだろう。ただ、これもまたよく言われることだが、万有引力は発生源の大きさに比べると、力そのものは実に小さい。なにせ人間にかかる重力よりその人間の咀む力のほうが大きいくらいなのだから。フィクションにおける重力使い達は、ずいぶんと非効率な戦い方をしているとしか思えない。

この記事について、というよりこの手の比較全般に言えることであるが、やはり数値の比較をするときは視覚化したものが欲しいということに尽きるだろう。わりと昔からあるもので例を挙げると、星のサイズの比較なんかがある。


[恒星ヤバイ] 惑星,恒星の大きさ比較 2013 [おおいぬ座VY星よりもヤバイ] - YouTube

力に関してもこういうのがあるといい。ただ、この例もそうなのだけれども、指数関数的に増大するものについて視覚化しようとすると、どうしても動画にするしか無い。画像で行うと小さい方の差がわからないどころか、存在すら危ぶまれるからだ。Wikipediaでそれを表示させるにはgifで作るしか無い。誰かやってくれないだろうか。