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さらし台(さらしだい)は罪人を晒しものにするために欧米で使われた道具。
さらし台 - Wikipedia
評価:★★☆☆☆
同じ罪人を固定するものでも十字架とはずいぶん違う。十字架ならまだやられてもサマになるが、この晒し台 (ピロリー) だとマヌケにしか見えない。もしイエスがこれで裁かれたとして、ピロリーがシンボルになったかというと怪しい気がする。ただ、このように思ってしまうのは単に慣れの問題で、そうなっていたらそうなっていたで受け入れていそうでもある。そしたら[・●・]こんなのがシンボルとして使われているかもしれない。
晒し台を用いた刑罰の面白いところは、晒し台によって固定されることそのものは特別厳しいものではなく、晒されることで群衆から追加の罰を受けることがメインになるということである。単純に無様な姿を見られるということも辛いが、それ以上に無抵抗状態でリンチされるというのが最も辛い。この罰が状況によって変動する、しかも群衆によって行われるというところがいかにも前時代的だ。今では性的嗜好の道具となっていると書かれているように、法治国家で刑罰に採用されることはないだろう。
しかし、よく考えてみると、このピロリーは形を変えて現代にもある気がしてならない。 罪人を逃げられないように固定して晒し、群衆がリンチを始める。今最もこの機能を持っているのはウェブ魚拓ではないだろうか。毎日のようにヘマをした人がTwitterやら何やらで晒され、石やら手斧やらを投げつけられている。実は今でも晒し台は現役なのだ。
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