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「プリンプトン322」★★★★☆

Plimpton 322.jpgPlimpton 322" by photo author unknown - image copied from http://www.math.ubc.ca/~cass/courses/m446-03/pl322/pl322.html. Licensed under Public domain via ウィキメディア・コモンズ.

プリンプトン322 (Plimpton 322) とはバビロニア数学について記された粘土板の最も有名なものの1つである。呼び名の由来はコロンビア大学にあるG・A・プリンプトンの収集の粘土板の、第322番目のものであることからである。およそ50万ものバビロニアの粘土板が19世紀初めから発掘されてきたが、その内の数千のものが数学の性質についてのものだった。この粘土板は紀元前1800年頃に書かれたものとされ、4列15行の表にその時代の楔形文字で数字が記されている。
プリンプトン322 - Wikipedia

評価:★★★★☆


イラクから発掘された粘土板。バビロニア数学の表であるということはわかっているのだが、それが具体的に何を表しているのかは判明していない。ここまではっきりと残っているのに判明していない理由は左側が完全に欠損してしまっているからである。とは言え右側は揃っているので、数列の問題が得意な人は解いてみたらどうだろうか。正解すれば歴史に名を残せる。

この記事の偉い所はちゃんとアラビア数字の翻訳が書いてあるとこだ。おかげで楔形文字を読むことができなくても、何を表しているか推理することができる。もっとも数字を把握したところでこの問題が解けるわけではないのだが。そんな人のためにかきっちり解釈まで主だったものを載せている。しかもどのように考えるかまで解説があるのが実にいい。

この記事は分量そのものはそこまで多いというわけではないが、これの説明に必要な要素がほぼ揃っていて好感が持てる。惜しむらくは発掘されたものなのだから、どこで発掘されたのか地図も載せてあるとなお良かった。それにしてもハンムラビ王の時代でここまで数学が発達しているのだからメソポタミアはすごい。ちなみに当時の日本は紀元前6世紀まで続く縄文時代のまっただ中である。

デビカ 文字レリーフつきねんど板 090204

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