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「プレキュア」★☆☆☆☆

プレキュア (Precure) は、集積回路実装工程におけるアンダーフィルやモールドに用いられる熱硬化樹脂の硬化前処理段階として、ガラス転移点を僅かに下回る温度にて予備硬化を行う工程の総称である。キュアは熱硬化の意で、段階的な硬化工程を踏む場合これをステップキュアと呼び、前段階の処理をプレキュア、後工程をポストキュアと呼ぶ。
プレキュア - Wikipedia: フリー百科事典 (2015/09/08 23:31 JSTの最新版)

評価:★☆☆☆☆


伝説の戦士ではない。もともとこの記事は“プリキュア”であったので、今の方がまだわかりやすい。プリキュアから派生したために、ステップキュアで対となるポストキュアは記事になっていない。もちろんステップキュアも同様だ。さらに書いておくと、英語版で“Precure”を検索すると“Pretty Cure”に飛ばされる。もちろんこっちは実装工程のことではなく、紛れも無く伝説の戦士プリキュアのページである。つまり日本語のWikipediaにプレキュアの記事があるのはプリキュアがあるからということで間違いない。

このプレキュアであるが、名前の由来は引用部にあるように、あらかじめ(pre-)熱硬化(cure)するというそのままの意味である。プレキュアは実装でいきなり熱硬化を行うと線膨張係数の差により断線してしまうときに行われる。あらかじめエポキシ樹脂でICと基板を接着し、このエポキシ樹脂を仮硬化させることをプレキュアと呼ぶらしい。気になってググってみたら確かにプレキュアという言葉は使われているが、数はそう多くない。その割には説明がちゃんと書かれていると言うべきか。

このプレキュアという言葉はなにも集積回路関係のみではない。例えばリサイクルタイヤでは、タイヤの加工方法の一つとしてプレキュア方式がある。これはあらかじめ加硫(キュア)したトレッドゴムを貼り付けるというものだ。検索ではむしろこっちの方が多く出てきた。つまりキュア工程があるならば、プレキュアはどの分野でも事実上使えるということだ。これをもう少し早く知っておけば作業書にプレキュアを堂々と書くことが出来たのに。この先、機会があったらしれっとプレキュアと書いておこうと思う。

小説 ふたりはプリキュア (講談社キャラクター文庫)

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