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「ラジオ体操」★★★★★

Radio calisthenics in 1930s.JPG"Radio calisthenics in 1930s" by 不明 - 毎日新聞社「昭和史 第7巻」より。. Licensed under パブリック・ドメイン via ウィキメディア・コモンズ.

ラジオ体操(ラジオたいそう、英: Radio calisthenics)は、国民の体力向上と健康の保持や増進を目的とした一般向けの体操のこと。またはその体操用音楽をピアノ伴奏にのせて指導を行うラジオ番組。なお日本で単に「ラジオ体操」という場合、後述の「ラジオ体操第1」を指すことが多い。
ラジオ体操 - Wikipedia

評価:★★★★★


これこそまさに日本人なら誰でも知っている体操と呼ぶのにふさわしい。なにせもう80年以上に渡って延々と行われ続けている。正確には今のラジオ体操第1は1951年からなので、この動き自体は今年で64年目なわけであるが。そうだとしても俺が生まれた時には既にあったことには変わりなく、俺はラジオ体操をやるたびに「身体で覚える」という言葉の意味を実感している。ラジオ体操の順番を答えろと言われても自信はないが、あの曲を聞けば体が勝手に動く。訓練されているとはこの事か。

これだけ長く行われると、やはり何かしらの理由でラジオ体操の放送が中止になることもある。だがそれはテレ東が特番を放映する以上に非常事態であると思った方がいい。なにせ阪神・淡路大震災でも関西地方以外では放送されたくらいだ。Wikipediaに書いてある範囲でこの64年間にラジオ体操の放送が行われなかったのは昭和天皇崩御の時と、東日本大震災の2度だけ。テレビ体操とラジオ体操の両方が休止は東日本大震災だけのようだ。他にもW杯でテレビ体操休止なんてこともあるが、どちらにせよまず無いと思っていい。

さすがは伝統のあるラジオ体操だけあって、書いてある情報も実に多い。まずラジオ体操の豆知識なら必須とも言えるラジオ体操第3の存在。ラジオ体操は第1、第2と数値が上がることに難易度が上がっていく。そして最高難易度をほこるのがこの第3であったのだが、その複雑さゆえに廃止。幻の第3となった。この他にも様々な情報が書いてあり、例えばテレビ体操のアシスタントにいたるまで網羅されている。いったい何が編集者たちを動かすのか。あの曲に秘密があるに違いない。

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安西 将也
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