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「イスラエルにおけるロシア語」★★★★☆

Haifa, Israel bilingual sign.jpg"Haifa, Israel bilingual sign" by J Blue - http://www.flickr.com/photos/jamyblue/1001371457/. Licensed under CC 表示-継承 2.0 via ウィキメディア・コモンズ.

イスラエルにおいてロシア語は、主要な外国語であり生活の中でさまざまに目にすることができる。ロシア語はイスラエルの非公用語としては群を抜いて用いられており、政府や企業はロシア語表記を併用し、ロシア語圏からの移民が多い一部地域では準公用語として扱われている。
イスラエルにおけるロシア語 - Wikipedia

評価:★★★★☆


日本においては英語はまあ当然として、中国語や韓国語が案内板などに書かれるようになってからだいぶ経つ。だからと言って、そこら辺のお店で英語や中国語が伝わらなかったとしても不思議には思わないし、これらの言語が非公用語であると思っている人はまずいないだろう。だがイスラエルにおいてはロシア語が実質的に公用語となっているらしい。俺は今の今まで全く知らなかったけれど。なんというかイスラエルにロシア的なイメージが全く無かったし。

ロシア語が使われる理由は簡単で、ロシア語圏からの移民が多いからだ。第三次中東戦争、そしてソ連崩壊といった事がきっかけということだが、ここで重要なのはこの移民たちはユダヤ教やシオニズムとは関係なく、単純に経済的な理由でイスラエルにやってきたということだ。したがってイスラエルの文化に馴染もうとせず、ロシア文化を保とうとするためにヘブライ語ではなくロシア語を使い続けている。そして需要があれば供給があるということでロシア語が自然と増えていったということらしい。

俺からしてみると単純に利便性を優先してヘブライ語を習えばいいのにと思ってしまう。別にロシア文化を捨てなくてもヘブライ語を修得することはできるだろう。こう言うと移民と文化と言語の関係について講釈をたれたくなる人もいるかもしれないが、そもそも日本に限らず多くの国で英語を学ぶのが当然である現代において、他の言語を修得することを頑なに拒否するということ自体に無理がある。もっとも俺自身はポリシーがあるわけでもないのに英語を使えないのだが。

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