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「ストリップ (性風俗)」★★★★★

Meister von San Vitale in Ravenna 008.jpg"Meister von San Vitale in Ravenna 008" by Meister von San Vitale in Ravenna - The Yorck Project: 10.000 Meisterwerke der Malerei. DVD-ROM, 2002. ISBN 3936122202. Distributed by DIRECTMEDIA Publishing GmbH.. Licensed under パブリック・ドメイン via ウィキメディア・コモンズ.

ストリップティーズ(Striptease)は、舞台上で主として女性のダンサーが、音楽に合わせ服を脱いでいくさまを見せる出し物である。古くからの大衆の性的娯楽の一つとなっているが、その起源は不明である。日本では風俗産業の一種とされ、単に「ストリップ」と略して呼称される。
ストリップ (性風俗) - Wikipedia

評価:★★★★★


このブログは健全なブログだから低俗なものは取り扱わない。しかしここまで書かれていたら間違いなく文化であるし、教養と言ってもいいだろう。なにせ記事の構成を見てみると、初っ端から「歴史」であり、「人類史上のストリップティーズの歴史」である。いったいどれほどの文化・風習について「人類史上の」と付けられるだろうか。一方でこのブログの冒頭に貼る画像は、基本的にWikipediaの記事の最初に貼られた画像を持ってくるのだが、今回は例外だ。見えてる。

ストリップの歴史を紐解くと神話に辿り着く。日本で言えば誰もが知るアメノウズメの天岩戸前で行われた踊りがそうであるし、古代バビロニアのシュメル神話にも女神が服を脱いでいく話がある。性欲と直結しているものであるだけに、今となっては“文化的”という感じはしないが、冷静に考えてみるとそもそもストリップは衣服を着用する習慣がないと成り立たない。猿がストリップをすることはありえないのだ。さらにストリップの特徴として音楽に合わせて脱ぐという点がある。文化していないとこのような表現は生まれないだろう。

こうやって情報がひとまとめにされていると、俯瞰的に見ることができるので色々と面白い。例えば1930年代でのイギリスでは裸の女性が動くことは禁じられていた。そのためモデルたちはじっと静止することにより禁令を回くぐり抜けたという。一方戦後の日本においてもGHQによってモデルが動けば風俗擾乱として摘発するとなった際に、女性達は西欧の裸体画に扮し、じっと静止していた。どこの国でも考えることは同じなようだ。他にも色々と雑学的内容が充実しているので読んでおくといい。しかしこれだけのものが今日に至るまではてブされていなかったのが実に不思議だ。

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