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「初期のヒト属による火の利用」★★★★☆

Homo erectus.JPGHomo erectus" by Photographed by User:Lillyundfreya - Photographed at Westfälisches Museum für Archäologie, Herne. Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.

初期のヒト属による火の利用が始まってから、ヒトの社会文化的進化は急激に早まった。ヒトは火を調理に使い、暖を取り、獣から身を守るのに使い、それにより個体数を増やしていった。火を使った調理は、ヒトがタンパク質や炭水化物を摂取するのを容易にした。火により寒い夜間にも行動ができるようになり、あるいは寒冷地にも住めるようになり、ヒトを襲う獣から身を守れるようになった[1]。
初期のヒト属による火の利用 - Wikipedia

評価:★★★★☆


この記事を書く時に「火を使い始めたのってアウストラロピテクス・アファレンシスの頃からだっけ?」という疑問を持ったので。

この手の化石レベルに昔の内容のページを見るのは結構好きなのだが、そのためには情報量が一層求められる。その点このページはしっかり書いてあって読み応えがある。文章だけではなく、遺跡の写真や地図などの画像があるのも高ポイントだ。特に地図なんかは別に無くても説明として成立するが、あると記憶に残りやすくていい。

脚注がしっかりしているのも見逃せない。火が獣や虫除けにもなったというような当たり前じゃないかというような内容でもキッチリ脚注を入れている。特に歴史系は定説がひっくり返ることもあるので何を参照しているかというのはかなり重要だ。そうしないと著者の妄想に終わってしまう。

肝心のアウストラロピテクス・アファレンシスだが、どうやら使っていなさそうである。やはり思い込みで記事を書くのは危ない。ちゃんと下調べはやっておこう。