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「コードの臭い」★★☆☆☆

コードの臭い(英: Code smell)とは、コンピュータプログラミングにおいてプログラムのソースコードに深刻な問題が存在することを示す何らかの兆候のことを言う。
コードの臭い - Wikipedia

評価:★★☆☆☆


「君からはコードの匂いがしない」と言われたならそれはあまりいい意味で言われたわけではないだろう。しかし、「君のからはコードの臭いがするね」と言われたらそれは実にマズい状態と思った方がいい。なにせコードから臭がするということは、何か問題が存在するのではなく、何か“深刻な”問題が存在するということだ。なのでもしこれから関わろうとする対象から臭がしたのであれば、こいつは嫌な予感がするな、と素早く撤退した方がいい。

では本来ならば無味無臭であるはずのコードがどのような時に臭うのかということについて、様々な例をこの記事では挙げているが、一言で言えばこうなる。大きさ二倍、臭いは四倍。とにかく無駄に大きく、複雑で、読んでいてよくわからないコードから臭いは沸き立つものであるらしい。つまり大きいとそれだけ問題が発生しやすく、さらに深刻さも増していくものということだ。逆に臭いを絶ちたければ可能な限りシンプルにして、簡単にしてやればいいということなのだろう。もっとも、そう言われてすぐに出来るのであれば、元々そんなことにはならないのだが。

しかしながら、コードは視覚で確認するものであるというのに、あえて臭いなどという表現を使うところが、なんだか真似したくなる。別にコードに限らず、異変を感知した時などに「クサいぞ」とか「臭うな」とは使われているが、コードという臭いから遠く離れたモノに使うというのがポイントなのだろう。この手の表現はその分野にある程度精通していないと滑稽なだけなので、使うときは自分の自信がある分野に限っておいたほうがいい。かと言って「はてな村の臭いがする」なんてセリフを聞いたら多分ちょっと引く。

リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)

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