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「クーフィーヤ」★★☆☆☆

Woman wearing Keffiyeh.jpg"Woman wearing Keffiyeh" by Jean-François Gornet - Flickr: Voile. Licensed under CC 表示-継承 2.0 via ウィキメディア・コモンズ.

クーフィーヤ (アラビア語: كوفية, Kufiya) とはアラビア半島社会で男性が頭にかぶる装身具、帽子である。 サウジアラビアなど、地域によってはシュマーグ (شماغ, shemagh) とも呼ばれる。英語では keffiyeh/kaffiyeh ともローマ字表記され、ここからカフィエと訳される場合もある。
クーフィーヤ - Wikipedia

評価:★★☆☆☆


アラブ系の男性をイメージしろ。イメージで現れた男性が90%の確率で被っているあの布、それがクーフィーヤだ。生活に根ざした民族衣装というものは、その土地の気候に最適化されていて利便性も高いものだ。このクーフィーヤもその例外ではなく、一度使うと手放せない。頭に巻くという意味ではバンダナに近いが、サイズが違う。バンダナは50cm四方が基本であるのに対し、クーフィーヤは1辺が倍以上の120cm前後となっている。これによって頭だけでなく、口元も隠せたり、マフラーのように使うこともできる。暑い時も寒い時も何かしらの使い道がある布なのだ。

アラビア半島周辺で広く使われているだけあって、このクーフィーヤは色々と書けるネタはある。様々な使い方は当然として、被り方・巻き方にしても立場や目的によって種類がある。さらに色や模様についても意味があり、どれを使っているかでその人の出身地が分かるのだ。それなのにWikipediaの記事の貧弱さはどうだろう。日本ではイスラム圏のことは知られていないというが、もう少し書いてあってもいいと思う。ウィキペディアンはファッションに興味を持たない人が多いのだろうか。

単純に雑学を披露してもいいのだが、せっかくなので俺の使った感想でも書いておこうかと思う。単純に日除けとしてだが、顔の側面を広くカバーしてくれるのがいい。三角形に折って頭の上に載せるだけで、側面から後頭部にかけてかなりの範囲をカバーしてくれる。そして風通しもいいので蒸れることもない。直射日光の下を歩くときは野球帽よりもよっぽど使える。なお、このように三角形に折ったものをただ被るというのは「私はお金に困っている」という意味らしい。日本でこの被り方をして、何かを恵んでもらったことは今のところ無い。