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「ランドセル」★★★☆☆

Heiwa elementary school 16.jpg"Heiwa elementary school 16" by ajari from Japan - Heiwa elementary school %u5E73%u548C%u5C0F%u5B66%u6821 _16. Licensed under CC 表示 2.0 via ウィキメディア・コモンズ.

ランドセル(オランダ語:ransel)は、日本の多くの小学生が通学時に教科書、ノートなどを入れて背中に背負う鞄である。
ランドセル - Wikipedia

評価:★★★☆☆


説明するまでもなく、日本の小学生が使っている通学用カバン。ほぼ全ての小学生が背負っているため、ランドセルと小学生のイメージは強く結びついていると言ってもいいだろう。そんな小学生を象徴するアイテムであるランドセルだが、実を言うと俺自身は最初の1ヶ月程度しか使ったことがなく、後は登山用のリュックで通していた。あの頃の俺は、荷物を運ぶためのカバンそのものが重いということに耐えられなかったのだ。なお、最初に使っていた普通のリュックは2,3年で底が抜け、その後は登山用リュックで過ごした。何だかんだ言ってランドセルの耐久性は普通のリュックより優れているのである。

このランドセルの歴史は知っている人も多いだろうが、オランダから導入された陸軍のバックパック「ransel」に遡る。学ランが黒いのは当時の軍服に習ったからであるし、セーラー服はそのまんま水兵の服であったことを考えると、日本の子供というものは高校を出るまで軍隊の装いをしていることにならないだろうか。さらに学年の差による先輩への礼儀や、全体行動の強制を求める学校に義務教育だけで9年間も通うということは、日本の子供は自衛隊の次くらいに軍隊に近い存在なのかもしれない。徴兵制を復活させようという意見を時々聞くが、その必要は無い。もう既に行われている。

それにしてもランドセルの特徴やルーツを考えると、ランドセルに一番近いカバンというのは今でもミリタリーリュックなのかもしれない。どちらも軽量化することよりも、耐久性を重視している。さらにミリタリーリュックには拡張性を高めるためにPouch Attachment Ladder Systemが付いており、ポーチなどを追加で取り付けられる。そしてランドセルにも側面にフックがついており*1、体操着袋や給食袋を取り付けることができる。とするならば、通勤にミリタリーリュックを背負っている俺は、成人してからランドセルを背負っていることになるのかもしれない。結局、日本人は誰もがランドセルを背負うのだ。

*1:このフックはransel時代からあったわけではなく、小学生が使うようになってから取り付けられたものだ。