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「ヴァイキング船」★★★★☆

Gokstadskipet1.jpg"Gokstadskipet1" by Karamell - 投稿者自身による作品. Licensed under CC 表示-継承 2.5 via ウィキメディア・コモンズ.

ヴァイキング船(ヴァイキングせん)は、ヴァイキング時代にヴァイキングによって使われ作られた特別な形状を持った船である。ヴァイキング船は目的に応じて様々な形状を持つが、一般に両端が左右対称である。また細長くしなやかな船で、まっすぐな竜骨をもっていた。 ヴァイキング船は、クリンカー(英語版)という板を重ねて固定したものを用いて作られる。竜の頭を持ったものや、船首と船尾からはみだした丸い部位をもつものがあるが、これは歴史的史料から推測されるものである。
ヴァイキング船 - Wikipedia

評価:★★★★☆


俺は幼い頃にこの画像の船、ゴクスタ船を見たことがある。これが何なのか分からなかった俺は親に尋ねた。すると親は教えてくれた。これは海賊の船であると。当時の俺の中では海賊船というと、海賊旗と大砲を装備したガレオン船である。木造の船であるということ以外に共通点も無く、目の前のそれは船というよりもボートにしか見えなかった。当然そのボートが飾られる理由もわからない。俺がヴァイキング船と再会するのはそれから10年以上の月日が必要だった。AOCで大量の矢を放たれた時、俺はその船の価値を理解したのである。

知識がないとこのような単純かつ喫水の浅い船はどうしてもショボく見える。だがその喫水の浅さと軽さによってこの船はどこにでも行ける。水深が1m、つまりは小学校のプール程度の深ささえあればこの船は航海することができ、海用でありながら櫂を使えば川でさえ遡ることができる。そしてその軽さは陸上を運搬するときも役に立つ。船頭多くして船山に登るということわざがあるが、ヴァイキング船はそれを戦略的に実行する。そして山の向こうで着水したのなら、また新たな土地で略奪を開始するのだ。

この記事はいくつかの種類があるヴァイキング船の総括記事となっている。この記事だけでも平均的なものよりだいぶ充実しているがあくまでも総括に過ぎず、興味をもったのであれば個々の船の記事も見た方がいい。特にロングシップは船上での生活まで書いてあるほどで、むしろこっちこそ「ヴァイキング船」の名にふさわしいのではないかとすら思える。この記事は英日翻訳ウィキペディアン養成セミナーのプロジェクトで作られたもののようだが、今後も継続して情報を増やし、ヴァイキング船の名に恥じない記事になってもらいたい。

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