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「アイソレーション・タンク」★★★★☆

アイソレーション・タンク(Isolation tank)は、内部に人間が浮かぶ程度の比重を持った液体を入れ、光や音を遮蔽した小部屋ないし大きな容器のこと。アイソレーション(Isolation)とは分離を意味する。なお、1990年代以降はヨーロッパを中心にフローティング・タンク(floating tank)と呼ばれることが多い。
アイソレーション・タンク - Wikipedia: フリー百科事典 (2015/09/05 21:01 JSTの最新版)

評価:★★★★☆


聖闘士が欲しがりそうなタンク。この中に入ると感覚の内、視覚・聴覚・温覚が遮断され、さらに上下感覚や嗅覚についてもかなり遮断される。これはセブンセンシズが高まりそうだ。タンクの中には硫酸マグネシウム溶液が入っており、人はこれに全裸で浮かぶ形となる。水温も気温もちょうど人肌と同じため、温度差を感じることもない。これ、一度入ったらもう出たくなくなりそう。ただ何の刺激もないのはつまらないので、HMDとかで映画を見ていたい。『ゼロ・グラビティ』とかすごく合いそう。なにしろこのタンクの別名が“Zero Gravity Tank”であるわけだし。

今でこそこのタンクは治療用として使われているけれども、元は感覚遮断の実験用として作られた。もし脳に何の刺激も与えられなかったらどうなるのか、と。ここで神経切断の方向に行ったら完全にマッドサイエンティストだが、ジョン・C・リリーはまともな神経をしていたため、外部環境を遮断できる容器に人を入れるという手段をとった。当初は呼吸用のマスクを被って水中に入るというものであったが、グレン・ペリィによって水位25cmの塩水に浮かぶという現在の方法になった。

塩水に浮かばせるというグレン・ペリィの発想はかなり良かったのではないかと思う。まず呼吸用マスクが不必要になったために、頭に余計なものを付けなくてすむ。これは感覚遮断の目的にもあっている。次に死海以上である高濃度の塩水に浸かるということ。エウリピデスが「海は人間の病気を治療する」という言葉を残したように塩水に浸かるのは美容・健康にも優れ、タラソテラピーという言葉まである。したがってアイソレーション・タンクに入れば精神的だけでなく、化学的な効能まで期待できるというわけだ。サイヤ人よろしく傷つくたびに浸かっていたい。

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