"Deep-fried butter at State Fair of Texas 2009a" by Collin Harvey from Grand Prairie, Texas, USA - Fried Butter.. Licensed under CC 表示 2.0 via ウィキメディア・コモンズ.
揚げバターとは、揚げ衣またはパン粉で包まれたバターを揚げたスナックフードである[1]。この料理はアメリカ合衆国の一部の物産フェア、それらの中でも特にテキサス州ダラスで開催されるテキサス州産業物産フェアおよびアイオワ州デモインのアイオワ州産業物産フェアで販売されたことがある。
揚げバター - Wikipedia: フリー百科事典(2015/10/25 15:55 JSTの最新版)
評価:★★★☆☆
脂肪に衣と砂糖をまぶして油で揚げるというシンプルであるがゆえに強力な料理。その味はフレンチトーストと比較されるらしく、「いまだかつてない濃厚なバター味のパン」と言われる。バターを食べているのだから当然だ。その1本分のカロリーは使われるバター*1のみで400kCalとカロリーメイト1箱分に匹敵する。これに衣や揚げ油、そして糖衣のカロリーが追加されるのだから計算したくもない。その上バターの量はインフレの傾向があり、最初は一口サイズのボールであったのが、いつしかバターまるまる1本分を串にぶっさして食べるようになっていたのだ。
この食品の凶悪さはコメントを並べてみるとよく分かる。開発された当初は「最もクリエイティブな食品賞」を受賞して、まだネタ扱いされている。その後バターの量が増えてくるとそうも言っていられない。ABCニュースは「血管を詰まらせるスナック」と描写し、ロサンゼルス・タイムズ紙は「地上で想像しうるものの中でおそらく最悪の料理」と評している。レストラン評論家アントニー・ブールダンに至っては「世界で最も奇妙な料理で、揚げバターの出現は共産主義者の陰謀だ」とほとんど大喜利みたいになっている。
これが健康に悪いのは明らかだが、食べると中毒的にまた食べたくなるという。これはベーコン・マニアにも書いたことだが、人間は塩・砂糖・脂肪を必要以上に欲するという性質を持つ。揚げバターはまさにこの3つを兼ね備えており、食べることによる快楽は想像以上であるだろう。これを理性で押しとどめるのは難しい。一番いいのは最初から手を出さないことだ。揚げバターはダメ、絶対。
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