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「ペダニウス・ディオスコリデス」★★★★☆

Dioscorides01.jpg"Dioscorides01" by 不明 - http://huntbot.andrew.cmu.edu. Licensed under Public domain via ウィキメディア・コモンズ.

ペダニウス・ディオスコリデス(Pedanius Dioscorides 古希: Πεδάνιος Διοσκορίδης 40年頃 - 90年)は古代ギリシアの医者、薬理学者、植物学者である。薬理学と薬草学の父と言われる。小アジアのキリキアのアナザルブス(Anazarbus)の出身で、ローマ皇帝ネロの治世下の古代ローマで活動した。
ペダニウス・ディオスコリデス - Wikipedia

評価:★★★★☆


薬理学と薬草学の父。古代ギリシャや古代ローマ及びその周辺には「◯◯の父」と言われる人が多い。おそらくその頃に様々な分野で研究が進んだというのが一つ。そして現代の技術や研究が欧米を発端としているというのがあるだろう。さらにそのヨーロッパはローマが滅びてから暫くの間色々と停滞していたというのもまた理由の一つかも知れない。

このディオスコリデスの記事だが、実質的に『薬物誌』の記事と言っていい。それもそのはず、『薬物誌』は彼の研究の結晶であり、ヨーロッパにおける植物学・本草学の聖典と言っても過言ではない。あのガレノスでさえ「最も完全な本草書」と称賛している。そして『薬物誌』は1500年以上にも渡って使われ続けた。

単純に俺が歴史、特にこの辺の時代が好きということもあるのだろうが、やはり何かの第一人者となった人の話は面白い。一人の人間によってここまで進歩するものなのかと。しかし偉大すぎるというのもまた問題だ。『薬物誌』があまりにも優れていたために、この後の植物学・本草学は停滞することになってしまったらしい。俺はこの先の時代の人のためにも力をセーブしておいたほうがいいのかもしれない。