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「カイガラムシ」★★★★☆

Ceroplastes rubens 01.jpg"Ceroplastes rubens 01". Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.

カイガラムシ(介殻虫、学名:Coccoidea)は、カメムシ目ヨコバイ亜目腹吻群カイガラムシ上科に分類される昆虫の総称。果樹や鑑賞樹木の重要な害虫となるものが多く含まれるとともに、いくつかの種で分泌する体被覆物質や体内に蓄積される色素が重要な経済資源ともなっている分類群である。
カイガラムシ - Wikipedia

評価:★★★★☆


甘い汁を吸い続けるだけの一生を送る非常に羨ましい昆虫。ここぞと決めたら動かないため、脚が退化して無くなる種もいる。それどころか複眼や触覚までもが消え去るというのだから、動かないことに全てを賭けていると言っても過言ではない。さすがにここまで来ると羨ましいというか「生きている意味とは」などと問いかけたくなる。

脚注も出典も無く、外部リンクが2つだけというのが残念なのだが、それを無視できるほどにこのカイガラムシは面白い。その生態も面白いが、人間との関わりも興味深い。まずは何と言っても着色料としての使用法だろう。スタバのストロベリーフラペチーノで有名となったが、天然由来の鮮やかな赤を提供してくれる。ちなみにこれを発見したのはペダニウス・ディオスコリデス。
「ペダニウス・ディオスコリデス」★★★★☆ - Wikiしゃぶり

個人的に一番衝撃的だったのはコイツの排泄物である甘露の塊が旧約聖書に登場するマナであると推測されているという記述。天からパンを降らせようとしたら昆虫の排泄物が降ってくるとか何の天罰だよ。この説を知っただけでも読んだ価値はあった。

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