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「新潟大学におけるツツガムシ病原菌の人体接種問題」★★★☆☆

新潟大学におけるツツガムシ病原菌の人体接種問題(にいがただいがくにおけるツツガムシびょうげんきんのじんたいせっしゅもんだい)は、「新潟ツツガムシ人体実験事件」などと俗称される、1950年代に新潟大学医学部の内科医たちが新潟精神病院(医療法人青山信愛会)の精神病患者たちにツツガムシ病の病原体(リケッチア)を注射した人体実験事件のこと。本記事では、国会において本件が問題化されたときの議題名から取ったものを正式名称とした。
新潟大学におけるツツガムシ病原菌の人体接種問題 - Wikipedia

評価:★★★☆☆


タイトルだけで何が起きたのかよく分かる記事である。こんな事件があったことを俺は全く知らなかったわけだが、読むとなかなか怖いことが書いてある。事件の概要は「ツツガムシ病の研究のため、精神病患者に病原菌を注射し、日本で許可されていない薬品で熱を冷ますという人体実験が行われた。」というもの。そして149人が実験台にされ、そのうち8人が死亡して1人が自殺したとされている。しかもこの事件はストライキがきっかけで判明したというのだから、もし病院で揉め事が起こらなかったらどうなっていたのやら。

とまあ病院という隔離された場所、しかも実験対象が精神病患者となかなか小説にありそうな事件である。この事件が起きたのは今から60年ぐらいも前のことであるし、こんなことがそうしょっちゅう行われているはずもないのだが、こういうのを知ってしまうと精神科に行くのをためらってしまいそうだ。こんなことを気にするなんて馬鹿らしいと思う奴は、そもそも精神科に行く必要が無いから言えるのだ。俺みたいに繊細な人間もいると知っておいてもらいたい。

なお、この事件に関して俺が一番すごいと思ったことは、これだけのことが行われていたというのに、法務省による「人体実験である」という警告だけで終わったということである。備考を読むとこの事件にはアメリカ軍の関与があった可能性があるらしい。世の中の陰謀論というものは大半がデマにすぎないのであるが、こういうのを読むと中には真実も…… と言いたくなる。なんというかこの記事のカテゴリは「都市伝説」でもいい気がしてきたが、事件そのものは事実である。

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