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「チンドン屋」★★★★★

Chindonya Okubo Tokyo.jpg"Chindonya Okubo Tokyo" by Chris 73 / Wikimedia Commons. Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.

チンドン屋(チンドンや)は、チンドン太鼓と呼ばれる楽器を鳴らすなどし、平成では珍しい出で立ちで人目を集め、その地域の商品や店舗などの宣伝を行う日本の請負広告業である[† 1]。
チンドン屋 - Wikipedia

評価:★★★★★


存在も名前も知っているけど意外にその実体は知られていないのではないかと思う。少なくとも俺はそうだった。Wikipediaによるとチンドン屋とは請負広告業であり、日本におけるストリートミュージックの一つである。今まであいつらが何のために街中を歩いているのかわからなかったが、何の事はない。単純に宣伝のためだったのか。てっきり祭りの一種かと思っていた。ちなみに「チムドンドン」は沖縄の方言で「胸がドキドキ」するという意味であり、チンドン屋とは関係ない。

先にこの記事そのものに触れておくと、この記事は秀逸な記事の一つである。Wikipedia:秀逸な記事によると、日本語版全体で963,554 本の記事があり、そのうち 73 本の記事が秀逸な記事となっている。割合的には黄金聖闘士よりもはるかに貴重な存在である。なぜチンドン屋がその座にいるのか分からないが、少なくともその充実具合は確かに秀逸な記事と呼ぶにふさわしいものになっている。画像も要所要所であるし、参考文献にいたってはそんなにみんなチンドン屋について調べたいのかと言う程に羅列している。一体どのような力が働いたのか。

チンドン屋の歴史を紐解くと、明治末から大正期にかけては新聞や雑誌を始めとする新しい広告形態が広まったため、チンドン屋は低迷し、この頃を暗黒期とする意見もあるらしい。この頃で既に暗黒期なんて呼ばれているのに、僅かながらでもまだ存続していることに驚く。2001年の時点ではチンドン屋人口は150人ほどとされているので、おそらく今はもっと少ないのだろう。つい人口が減っていると聞くと反射的に保護しなくてはと思ってしまうが、冷静に考えるとやっていることは選挙カーと大差ない。衰退するのも当然か。

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