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「オパビニア」★★★☆☆

Opabinia BW.jpg"Opabinia BW" by Nobu Tamura (http://spinops.blogspot.com) - 投稿者自身による作品. Licensed under CC 表示 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.

オパビニア(学名:Opabinia)は、約5億2,500万- 約5億500万年前(古生代カンブリア紀前期中盤[カエルファイ世アトダバニアン末期]- 中期後半[セントデイヴィッズ世メネヴィアン中期])の海に生息していた動物。バージェス動物群に属するものの一つ。 オパビニア属は O. regalis (オパビニア・レガリス)の1種のみで形成されている(2009年時の知見)。
属名は現地語由来で「岩場のもの」を意味する[要出典]。
オパビニア - Wikipedia

評価:★★★☆☆


カンブリア爆発によって生まれた生物の一つで、カンブリア爆発の説明には必ずと言っていいほど登場する。だいたいアノマロカリスの次に紹介され、イラストでも隣にいることの多い子分みたいな扱い。しかし、オパビニアの天敵はアノマロカリスであり、特徴の一つである5つ眼も周囲360度を見渡し、いち早く天敵を察知するためであると言われている。だからあの手のイラストの10秒後は、凄惨な光景となっていると思っておけばいい。

オパビニアの特徴は、と書き始めると結局すべてを説明する必要があるのでは、というくらいに特徴の塊みたいな生物である。なにしろバージェス動物群の学会発表において、復元図が発表されたとたんに爆笑の渦、進行がしばらくの間ストップしてしまったほどだ。一つだけ言及するならばやはり頭部から伸びたハサミだろう。あれは口ではなく、ただのハサミとアームにすぎない。本当の口はアームの付け根の下にあり、奇しくもゾウの鼻と同じような付き方、使い方となっている。やはり同じ目的を果たすものなら、同じ構造になるのだろうか。

今から見ると、生物としてとても奇妙な見た目をしている。しかし、こいつが2000万年程度は生息していたのは事実であるわけで、この構造もかなり合理的なのだろう。とすると例によって海中ロボットのモデルとして優秀なのではないかと思う。特に外骨格であることに加え、最初からアームを持っているのが強い。おそらくこいつほど有名なら俺が言わなくてもロボット化しようとしている人がいるに違いない。ロボット技術によってカンブリア紀が再来すると考えるとワクワクする。

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