Wikiしゃぶり

Wikipediaの記事をネタに語るブログ

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

「ステテコ」★★★☆☆

ステテコ.jpg
"ステテコ" by Shimpeiog - 投稿者自身による作品. Licensed under CC 表示-継承 4.0 via ウィキメディア・コモンズ.

ステテコ(suteteko)とは主に男子が着用する、裾が股より長く膝下丈まであるズボン下である。
ステテコ - Wikipedia: フリー百科事典 (2015/10/18 14:42 JSTの最新版)

評価:★★★☆☆


一昔前までのオッサンが穿いているイメージがある下着。去年まで俺もそのようなイメージを抱いていたが、今年の夏は部屋にいる間ずっとステテコを穿いていた。これは俺がオッサン化したからというわけではなく、ここ何年かにおけるファッション業界の努力によるものと言える。2008年にアズが若者向けに「ステテコドットコム」を立ち上げ、2011年にワコが、そして2013年にユニクロが追従したというのが大まかな流れのようだ。遅れながら俺もこの流れによってユニクロから購入した、というわけである。

実際に穿いてみてわかったが、たしかにこれはオッサンがこのままウロウロしたくなる気持ちもよく分かる。ステテコは幅広で肌に密着せず、通気性がよい。さらに生地もかつてのカップスターのごとくアコーディオン状の凹凸があり、接地面積を減らす工夫がされている。以前異性装の記事にちらっと書いたけれども、本来日本の夏のような高温多湿の環境においてはズボンよりも腰巻きのほうが合理的である*1。しかしながら現代の日本において男性が腰巻きで過ごすにはまだ抵抗がある。ステテコはこの合理性と文化の両方を満たすことが出来るので、優れた衣服なのではないかと思う。

ステテコのデメリットを挙げるとすると、一番はこれがまだ「下着」と認識されていることではないかと思う。部屋ならともかく、外に出るのであれば上にズボンを穿け、と。しかし上からズボンを穿いてしまうと、せっかくの通気性が下がってしまう。なので俺としてはファッション業界に、ステテコをワイシャツのごとくその上に何も身につけなくてもいい衣服とする文化を広めてもらいたい。かつての白一色なものならともかく、現在のイラストが描かれたようなものならば、それほど違和感は無い。ワイシャツやTシャツがその昔下着であったことを思えば、そう不可能な話では無いはずだ。

*1:馬にさえ乗らなければ。