Wikiしゃぶり

Wikipediaの記事をネタに語るブログ

「エンバーミング」★★★☆☆

Momias de Llullaillaco en la Provincia de Salta (Argentina).jpg"Momias de Llullaillaco en la Provincia de Salta (Argentina)" by grooverpedro - http://www.flickr.com/photos/116565391@N02/12336662004/in/photostream/. Licensed under CC BY 2.0 via Wikimedia Commons.

エンバーミング (embalming) とは、遺体を消毒や保存処理、また必要に応じて修復することで長期保存を可能にする技法。日本語では死体防腐処理、遺体衛生保全などという。土葬が基本の欧米では、遺体から感染症が蔓延することを防止する目的もある。
エンバーミング - Wikipedia

評価:★★★☆☆


火葬文化である日本では余り馴染みが無いかもしれないが、湯灌の文化も広まりつつあり、映画『おくりびと』のおかげもあって、イメージを浮かべられる人も多いのではないだろうか。日本語だと単純に死体を保管できるようにするため、という印象を受ける。しかし実際のところは故人が遺族と別れる際、きれいな顔にしてあげたいという要素もかなりある。こう書くと上杉和也のアレも、担当者の腕が良かったのだなと……

2回連続で同じような批判を書くのは気が引けるのだが、やはり俺の好みとして言わせてもらうと、歴史についての記述があまりにも少なすぎる。いくらなんでも2,3行ってのは無いだろう。知っての通り、エンバーミングの本場は海外であり、書くべき内容もそっちのほうがはるかに多い。事実、英語版の方はかなり充実していて、歴史の方も比べ物にならないほど書かれている。この半分でいいから欲しかった。

ちなみに日本語版には書かれていないエンバーミングのもう一つの目的として、生き埋めを防ぐというものがある。日本でも海外でも、昔は死んだと思われた人が時々復活したという*1。そのため古代ローマでは日本の湯灌よろしく、お湯と油で七日七晩の間洗浄し、死亡を確認してから火葬にしたのだ。日本の湯灌について語るとき、お風呂好きの日本人であるから、と言うが、さすがはテルマエを愛したローマ人。死んでから1周間も風呂に入る。

*1:こう書くとまるで昔はゾンビよろしく蘇っていたみたいだ。