Makedonische phalanx" by F. Mitchell, Department of History, United States Military Academy - http://www.au.af.mil/au/awc/awcgate/gabrmetz/gabr0066.htm. Licensed under Public domain via ウィキメディア・コモンズ.
サリーサ(古代ギリシア語: Σάρισα、英語: Sarissa)は、古代マケドニア王国の軍隊で用いられた非常に長い槍。 国王ピリッポス2世が、当時(紀元前4世紀半ば)のギリシアで主流となっていたファランクス戦術を自軍に導入するにあたり、戦術と同様に強化・改良した上で採り入れた槍である。
サリッサ - Wikipedia
評価:★☆☆☆☆
槍が剣より強いというのは常識だが、これはリーチの差によるものだ。槍は剣の攻撃範囲外から一方的に攻撃できる。では槍に強い武器は何か。*1正解はもっと長い槍*2である。そんな子供みたいな発想で作られ、実際に強かったのがこのサリッサだ。これと騎兵の力でアレクサンドロスは世界を制覇する。
しかしこの記事はひどい。何がヒドいって「サリッサ」と「サリーサ」どっちかに統一しろよ。外国語だと日本語の発音に治す際に複数の書き方が作られることがあるが、それを併記することについては別に構わない。だがタイトルと本文で異なる書き方をするというのはありえないだろ。単純に量が少ないというのもマイナスポイントだが、まず基本的なところでアウトだ。
ちなみにこのサリッサは使えば勝てるというシロモノでもない。まず長いだけあって扱いが難しい。そのため兵士には高い技量が求められ、訓練を重ねる必要があった。まあそこをちゃんと取得させてしまう所にピリッポス2世の凄さがあるわけだが。次に接近戦に弱いというデメリットがある。槍の内側に入られるとどうしようもないのだ。その結果、剣に敗けることになる。紀元前168年*3ピュドナの戦いのことだ。
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