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「魔境」★☆☆☆☆

魔境(まきょう)とは、禅の修行者が中途半端に能力を覚醒した際に陥りやすい状態で、意識の拡張により自我が肥大し精神バランスを崩した状態のことを指す。ユング心理学で「魂のインフレーション」と名づけられた状態だという指摘もある。
魔境 - Wikipedia

評価:★☆☆☆☆


魔境というからてっきりヘビー・スモーカーズ・フォレスト的な場所の話かと思ったら禅の話だった。禅の話だけあって記事自体はものすごくシンプル。なにせ節として「概要」すら無い。何の前置きもなく魔境の説明が始まったかと思えば後は参考文献と関連項目のみ。これが禅の記事というものか。だから俺もそれに応えて評価は★1つのみ。シンプルな記事に対するシンプルな評価が今下された。

この魔境という状態はどうもマンガやラノベでありそうな展開だ。修行をしていたものが中途半端に能力を覚醒することで、闇へと堕ちる。これが主人公なら間違いなく真の覚醒を通じて正気に戻るだろう。逆に主人公以外がこの状態になったらそいつはほぼ死ぬ。中途半端な覚醒というだけでフラグと言って差し支えないのに、自我が肥大化して精神バランスを崩すときている。そいつに幼馴染みがいたら間違いなく手にかけるだろう。そしてこの魔境への予防法が、「瞑想により仏陀如来が現れたときは(瞑想内のイメージの)槍で突き刺せ」というものだ。これそのまんま使えそうだな。

それにしてもこの自我が肥大化した状態を魔境と呼ぶのはなかなか楽しそうだ。「意識高い」という言葉が普及して結構経つが、この言葉そのものはそこまで悪い意味には聞こえない。そこで俺はこの「意識が高い」に代わる言葉としてぜひ魔境を推したい。アイツは意識が高いと言うと、なにか皮肉屋っぽいような感じがするが、アイツは魔境に入ってしまったと言うとそれだけで非日常的な世界に飛び込める。これからは禅の時代なのかもしれない。