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「古代ローマの公衆浴場」★★★★☆

緑色の水をたたえた矩形の領域を黄色の石造りの建物の柱が囲んでいる浴場の写真。背後に見えるのは修道院の塔。"Roman Baths in Bath Spa, England - July 2006" by Diliff - 投稿者自身による作品. Licensed under CC 表示 2.5 via ウィキメディア・コモンズ.

古代ローマの公衆浴場(こだいローマのこうしゅうよくじょう)では、古代ローマの公衆浴場について記述する。
バルネア (balnea)またはテルマエ (thermae)とは、古代ローマの公衆浴場である。
古代ローマの公衆浴場 - Wikipedia

評価:★★★★☆


以前にこの記事を書いた時に閲覧した。
ラブライブ!の洗礼 - 本しゃぶり

『テルマエ・ロマエ』の人気により、日本においてローマの建築物の代表となった。これより有名なローマの建築物はコロッセウムぐらいしか無い気がする。『テルマエ・ロマエ』においても重要なポジションであるハドリアヌス帝が再建し、現在でもその形を保ち続けているパンテオンよりも有名なのは間違いない。ちなみにこのパンテオンもテルマエも、最初に建築したのはアグリッパである。戦うだけしか能がない人ではない点が、さすがは皇帝の右腕と言うべきところか。

その知名度のおかげであるのか、海外の建築物であるのに図や写真が豊富な記事となっている。単純に遺跡の写真があるだけではなく、図面や想像図、CGによる復元図まで揃っている。建築物の記事であるのなら何であろうと画像は欲しいところだが、テルマエにおいては特に画像があったほうがいいと言える。『テルマエ・ロマエ』本編ではあくまでも風呂としてのテルマエが紹介されていて、他の要素は背景にさらっと描かれるのが常であった。実際のテルマエというのは風呂がメインであるものの、運動場があるのはいいとして、食事ができるのはもちろん、図書館まであるというから驚きだ。これが「われわれ貧乏人のための宮殿」である。

ただでさえ古代の遺跡について学ぶと全盛期の状態を見たくなるというのに、このテルマエというやつは実際に体験したくなるから困る。パンテオンが残っていることを考えると、きちんとメンテナンスをしていれば今でも使えたのではないかと思えてしまう。しかし実際は蛮族に破壊され、キリスト教徒に部品取り扱いされて今は骨組みか復元されたものを見るだけが限界だ。これだから異文化を尊重しない奴らは困る。未来の為にもう少し寛容の精神を持っていただきたいものである。

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